消防団員は災害時の対応はもちろん、
災害が起きたときのために普段から地域の皆様に防火防災に関わる啓発活動を行っています。
災害現場での活動を想定した訓練
を行います。
応急手当の仕方やAED の使い方
など、住民に指導を行います。
夜警を行ったり、地域で開催され
るお祭りやイベント時の警戒活動
を行います。
町内会などで行われる、初期消火
訓練や避難訓練などの指導を行い
ます。
火災が起きた際は、自宅や職場から現場に駆け
つけて消火活動を行います。
大規模災害時には発生直後から消防署と連携し、
救助活動や応急救護活動を行います。
大雨などにより増水した河川の警戒、資機材を
活用した水防工法、住民の避難誘導などの活動
を行います。
弘前市で一人暮らしをしていた際、近所で火事が起こり、尊い命を奪ってしまったことを知りました。災害の恐ろしさを認識し、何もしないでいることに危機感を覚えたため、消防団への入団を決意しました。
私が弘前、北上市の消防団活動に従事している間、しばしば市内の他の分団の人とも交流する機会がありました。平均年齢が55歳で、方言が飛び交い、熱心な後輩指導をする部もあれば、若い団員が自発的にイベントに関わり、アットホームな雰囲気を作り出している部もあります。どの部にも共通することは、困ったときはお互い様と考え、心強い味方になってくれる人がたくさんいるということです。
人口減少などの複雑な社会背景により、子供会や町内会などの地域コミュニティの衰退が各地で課題になっています。大げさかもしれませんが、消防団活動の盛り上がりは、衰退を抑制し、地域活動を活発化させる可能性を秘めているのではないかと感じています。